特養までの道1ーある日突然ー
この度、父の特養の入所が決定したのを機にこの2年あまりを振り返りたいと思います。
今まで”介護なんてまだ、先”と思っていた矢先。
それも2002年の元旦の夜に突然その予兆はやってきました。
その日、お昼は滋賀にある”立木観音”へいつもどうり初詣へ。
疲れて帰ってきたので私と娘はさっさと部屋で眠ってしまいました。
主人だけはちょっとおなかがすいたということで父と一緒に晩御飯。
その時、突然、息が吸えないと訴え苦しみだし大騒ぎで救急車を呼び、近くの市民病院へ。
検査の結果「心筋梗塞の発作」ということで、カテーテルでバイパスの手術。その後、順調に回復し無事帰還。
後で「命拾いしたね」なんて笑いながらこれで、一件落着したようにその時は思えたんです。半年後に大変なことになるとは誰も考えてはいませんでした。
半年後、心臓の手術の検査で一週間の検査入院。検査入院なので本人も家族も心配はしていませんでした。
検査の結果も良好ということで退院の当日迎えに行ったのですが、昼食がでるので食べてから帰ると父。
「暑いのでタクシーで帰っておいで」と言い残し仕事があるので先に帰ったのです。
すると、昼すぎ病院からタクシー乗り場で倒れたと電話。
あわてて、病院へ。(まだこの時は貧血くらいにしか思っていませんでした。)
2時間ほどで回復。しかし、経過をみるため再入院することになりました。
(倒れた直後左半身に麻痺)
次の朝、虫の知らせか主人が仕事の前に病院へ見に行くと病院へ行ってくれました。
そこで、大きないびきをかいて寝ている父を発見したのです。
あわてて、看護婦さんをよんで先生をよんで、父の意識は戻らずすぐにCPU検査。
(この時、昨日とは反対の右半身に麻痺あり。)
「脳梗塞」でした。発症後6時間以内に手術しないと手遅れということですぐに手術。
8時の朝ごはんのときは以上はなかったと病院は行ってましたが、主人が到着するまでの9時過ぎの間に脳梗塞を発症。手術の結果は血管に詰まった血栓が大きすぎて取り除くことはできないとのことで断念。
命は取りとめたもののそれから、一ヶ月ちかく昏睡状態が続くこととなるのでした。
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病院側は心臓の検査と脳梗塞の因果関係は認められないと説明してましたが、私たちは今でも心臓の検査にも一因があると思ってます。どぶ掃除と同じように長年血管に蓄積された血栓の細かいものがカテーテルを通すときに脳の血管に移動して血管がつまったと考えています。おりしも、いろんな病院での不祥事がニュースに流れ、この市民病院も裁判沙汰もあり医者への不信感はMAXになっていました。
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コメント
こんにちは。
入院中の出来事なんですよね・・・。
特養に入られるまでも、きっと大変な
ご苦労がおありだったのだと思います。
milkさんに、まずは・・・お疲れさまです!大変だったね・・。
私は今現在、介護をしている訳ではないのですが、
いろいろ考えるところが多いです。
これからも読ませてもらいますね。
あ・・・それから、「にがり」は8月いっぱいで
やめました。(効果ナシ+私の努力不足)
でも、ダイエットは頑張ります(^^ゞ
投稿: ツッキー | 2004/09/04 16:15
まわりに誰も介護の経験がなかったのでどうしていいかわからずとても戸惑いました。同じような方のヒントになったらと思い書こうと思いました。・・・にがりはとっくにあきらめたMILKでした。
投稿: Milk | 2004/09/05 19:41